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若林ケン
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街角の母
Lyricist:阿木燿子 Composer:宇崎竜童
差し出された手は指輪もなく 苦労の跡が滲んでいた 名前と干支を聞いたその時は 思わず我が耳を疑った
神様の悪戯にしても あなたと出会うなんて
街角の母とそう呼ばれ こんな日が来ようとは 思ってもみなかった あなたは私の娘
ネオンの谷間の裏通りで あなたの声は弱々しい 暮しに困り 子供を預けて 仕事かえようかと悩んでた
名乗れるはずなどないけれど 不憫で胸が痛む
Find more lyrics at ※ Mojim.com 街角の母になる前に 幼な子を置いたまま 家を出たあの夜を 悔やんでも悔やみ切れない
街角の母と人は呼ぶ せめてもの罪ほろぼし
心からの祈りをこめて 父親にそっくりな 横顔を盗み見て 涙かくし こう言った
(科白)いーい、お子さんが小さいうちは、 離れて暮すなんて、考えちゃ駄目よ。 何があっても親子は一緒に居なくちゃ。 強い気持があれば、必ず天が味方してくれるから。 そうね、あなたの年廻りからすると、 今が人生で一番大変な時期ね。 でも、年があけると、上昇運に入るから、それまでの辛抱よ。 頑張って……。 お子さんと一緒に、幸せになってね。
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